リンナ


本名:リンナ・ジンタルス=オルハルディ。
愛称:ぶんた
「リンナ」はフィンランド語で「要塞」とか「砦」とかいう意味らしい。(作者ブログより)

元は王家直轄領であるサナの衛士で十月隊バンデミエールの分隊長……だったのが、うっかりマリーベルに一目惚れしちゃったばっかりに……!(違)
しかしアレですね、彼の初登場時、ここまで重要キャラになると予想できた人がいるでしょうか。
遊行寺先生本人にすら「さいしょはただの通りすがりのモブ」とまで言い切られてしまっているし。
だが、そこが良い……!という女性ファンはきっと私だけじゃない。断言しても良い。

ああもう、リンナ大好きですよ。
真面目で真っ直ぐで誠実でちょっと天然ボケも入ってて、やる時はやる。
「格好良い」と「可愛い」のバランスが絶妙すぎて、愛しいったらありゃしない!
ベルカへの、盲目的なまでの絶対の忠誠心も良い!
何があっても、どんな状況になっても、リンナだけはベルカを裏切らないという安心感がある。
リンナがいたことが、ベルカにとってどれほどの支えになったか想像に難くないですよ。
エーコは、何を考えてるのか、本当の目的とかその辺が分からない部分が多いですからね。

考えてみれば、リンナがマリーベルに一目惚れしなかったら、随分未来が変わってた気がする。
リンナがマリーベルに「詩人を殺す」ことを伝えなければ、ベルカは何も知らないままエーコ殺されちゃってたかもしれないし。
あーしかし、リンナ、マリーベルが男だと知った時はショックだったでしょうねぇ……。
それでも「騙された」などとは思わずに、マリーベルを助けちゃうリンナ男前すぎる。
そして、マリーベルを買おうとしてたことをエーコに思い出させられて崩れ落ちるリンナは可愛かった(笑)

リンナに惚れたのは、やっぱりあのシーン。
「覚悟が決まりました。あなたの行く先に、私もお連れ下さい…!」
いやーもう、このシーンはヤバかった。思わずゼロサムに向かって叫びそうでした!
天狼じゃないけど、本当においしいところをかっさらっていったよリンナ……!

で、話が進むにつれてどんどん深みにハマっていっていた時に。
4巻でのあの展開を本誌で見た時は、マジで泣きました。本当に涙が零れた。
これはない、これはないよ!……と胸が痛くて仕方ありませんでした。
ベルカの涙が余計に辛かった。
平然としてるキリコの部下達に心底ムカついた回でした。
特に下の状況を確認もせずに水門の柵を落とした黒。
あれはどう考えても判断ミスとしか言いようがありません。
リンナが間に合わなかったら、ベルカが死んでいたわけだし、そうなっていたらキリコはともかくオルセリートは絶対に許さなかったと思うんですが。
なんか処罰とかないのか、処罰とか。

話が逸れました。
でもまだ、希望は捨ててません。
生きている可能性も、かろうじて繋がってるフシがあるし。
例えキリコ達に利用されようと、薬を使われようと、とにかく今は生きていてほしい。
薬を使われたりしたら下手するとベルカの敵に回るという可能性もあるんで、出来ればそんなことにはなってほしくないんですが。
それでも生きてさえいれば、幸せになれる道は残されるはず……!
生きててリンナ!




追記:

ほら! やっぱりリンナ生きてた!
信じてた……信じてたよおおおおお!
この先色々あるだろうけど、今はリンナが生きていてくれたことだけで嬉しいです。
あとは、ベルカとの劇的な再会がいつになるか……。






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