2006年元旦にトップにお目見えした悟空です。
戌年だから犬耳、という辺りに描き手の考えの浅さが見え隠れします。
ちなみに、絵の中にも書いてますが、悟空のこの格好の犯人は八戒です。
悟浄と寺院を訪れ、「お年玉ですよｖ」なんて言って悟空だけを別室に連れ込……もとい、誘導するわけです。
で、悟空にあの衣装を着せて、いざ三蔵と悟浄のいる部屋へGO。
入ってきた悟空を見た瞬間、硬直する三蔵。
その心中はといえば、そんな格好を見せていいのは俺にだけだ……であったかどうかは分かりませんが。
まあ、とにかく身体も思考も硬直した三蔵を横目に、悟浄は「あーあ、やっちまった……」とか思っているのです。
きっと、八戒が夜なべして衣装を製作しているのを諦めモードで見守っていたに違いありません。
で、当の悟空はそんな三蔵や悟浄の胸中など知る由もなく、純粋に八戒が自分へプレゼントしてくれたものを喜んでいます。
無邪気な笑顔と声で、「な、三蔵、似合うか？」なんて訊いちゃうわけですよ。
三蔵が混乱した頭でなかなか返答できない内に、悟空は何だか誤解しちゃってしょんぼりとしちゃうんです。
この後、八戒と悟浄が帰った後にどういう展開になるかは、皆様の中の三蔵の男らしさで決まる事でしょう（笑）