アニメ tactics 感想


第17話 英国式美少女
第18話 摩訶不思議研究会
第19話 紅葉色の恋
第20話 娘義太夫鬼がたり


 第17話 英国式美少女

削られるんじゃないかなーとは思ってたんですよ。思ってたんですけど。
やっぱり、ハカマニア設定はすっぱり消え去ってしまいましたか。
ハカマニアじゃないエドワーズさんなんてっ……!

それはそうと、ロザリーが蓮見とちゃんとセットで登場してくれて安心。
蓮見の養女という設定まで変わってたらどうしよう、とか思ってたんで。
やっぱね、あの蓮見がロザリーに振り回される姿がとても愛しいんですよ。

勘太郎の方は、真っ昼間っからいきなりやけ酒(笑)
蓮見の事になると、勘太郎は対抗心むきだしですね。
でも、そんなに蓮見の事ばっかり気にしてると、春華がヤキモチを……げほげほげほ。
いやだって、春華、不機嫌そうですよ。
きっと内心、『あんなヤツの事なんてどうでもいいだろうが……』とか思ってますよ。
でも口には出さない。癪だから。そんな春華が好きさ。

で、勘太郎は春華と一緒に依頼を受けて教会の調査に。
「春華、来てくれたんだ」
「別に……暇なだけだ」
このやり取りで、「んもう春華ったら意地っ張りv」という感想を抱いた私は間違ってないと思います。
どうして素直に勘太郎が心配だと言えないのか! そこが春華の可愛いところですけどね!
でも、ちゃんと勘太郎は春華の気持ちを分かってるんですよ。
だからこその、あの笑顔ですよ。見て下さい、あの嬉しそうな顔。
……この幸せカップルめ(笑)

教会に現れたロザリーですが、アニメの方では最初から(言葉少なながらも)それなりに会話してますね。
原作だと、無口も無口でしたから。特に当初。
そこに大慌てで登場した蓮見のテンパりぶりが素敵でした(笑)
即座に勘太郎を元凶呼ばわりしている辺り、子煩悩っぷりが暴走中の模様。
ロザリーが心配で仕方ない蓮見可愛い。

食事の席で、蓮見がロザリーの箸の使い方を注意した時。
「好きに食わせてやればいい」という春華に対して、蓮見は「君には関係ない」と突っぱねますよね。
その後も、蓮見が春華を睨んだりして、どうも険悪な感じになってますが、この辺はアニメならではの展開ですね。
原作では、蓮見は春華には結構好意的な感じでしたから。
まあ、ロザリーが春華に興味を持った事で、ロザリーが心配なんでしょうが。
ここで、蓮勘の視点で妄想するならば(せんでいい)、いつも勘太郎の傍にいる春華が気に入らないっつー事ですね。
今までは勘太郎と1番距離の近い位置にいた男は自分だったのに、突然現れた春華があっさりとそのラインよりも内側に入ってしまったのが気に食わないんですよ。
きっと、9話の『嫁島怪奇譚』の時からムカついていたに違いありません。
『何だあの男は。一ノ宮の助手とか言っていたが、どうして何処に行くにも一ノ宮にくっついて歩くんだ』とか何とか、イライラと考えてたら面白いのに。

ロザリーが席を立った後、勘太郎が蓮見に言ったセリフ。
これは次回の摩訶不思議研究会の話に繋がるんでしょうが、実際、ロザリーの力の事も引き取った理由の1つではあるんでしょうね。
でも、決してそれだけではないですよ。蓮見はちゃんとロザリーを大切に思ってますよ。
ただ、傷付く云々は蓮見の意思とは無関係に避けられないかもしれない、とは思いますが。

再び、教会にやってきた勘太郎と春華……と、むーちゃん(笑)
いつの間に来てたんだ、むーちゃん。
「そいつも連れてくのか?」と言う春華に抗議の声をあげるむーちゃんが可愛いです。
むーちゃんにとって、春華は恋敵だからなぁ(笑)

雑霊のいなくなった教会で、登場なさいました。エドワーズさん。
ハカマニア設定がないので、ひたすら、とことんシリアスキャラ突っ走り状態。
しかし、今回は様子見のようで、あまりご活躍はなさいませんでした。残念です。

雑霊に憑依されたロザリーの燭台攻撃をかわす時。

勘太郎を後ろから抱きかかえて飛び退る春華。

えー、萌えた方、素直に挙手をお願いします。
あの、背後から勘太郎の身体の前に回される春華の腕!
更に襲いかかる燭台を、勘太郎の前に立ち塞がって払い落とすその姿!
その上、「オレに任せろ」なんて言いながら黒翼を出す一連の動作!
守り抜く という、その心意気が伝わってくるではありませんか。
勘太郎じゃなくてもクラリとくるってもんですよ。
勘太郎の「怪我させちゃダメだよ!」「分かってる!」と答える、その通じ合いっぷりもたまりません。
ラブラブ度にますます磨きがかかっている気がするのは、果たして私の脳内フィルターのせいだけでしょうか。
否、そうではないはず!

そんな妄想はさておきまして。
ロザリーをおんぶして帰る蓮見に、ちょっとほのぼの。
蓮見は妖怪否定派だから、ロザリーの力をも否定してますよね。
というか、妖怪踏んでる! 踏んでるよ、蓮見!(見えてないから仕方ないけど)
でも、それでも蓮見はロザリーを大切にしているし、だからロザリーも蓮見には甘えるんですよね。
ロザリーも、自分を「娘」だと言い切ってくれた蓮見の事が嬉しいんでしょう。
蓮見の背中で眠るロザリーは、年相応の子供っぽくて可愛らしいですよ。
「ロザ……眠くなった……」と言うロザリーがもう可愛くて可愛くて!
抱きしめたいくらい可愛かったですよ。
蓮見とロザリーの親子、大好きだー。

で、こっちはほのぼのとは実に縁遠い2人が怪しげな会話を。
頼光とエドワーズ……敬語で丁寧に話してるのが、余計に冷たい雰囲気醸し出してます。
色々と企んでいるご様子ですが、クライマックスに向けてどんな事を仕出かしてくれるのでしょうか。

次回予告。
もう「摩訶不思議研究会」の話にいっちゃうんですね。早っ!
あやめちゃんも登場するみたいなので、コミックス派の私にはだんだん展開分からなくなっていきそうです。



 第18話 摩訶不思議研究会

今日のtacticsは、愛らしい妖怪大放出ですか。
普段、荒魂やら何やらで凶悪なのばっかり見てるんで、癒される気分ですよ。
何ですか、あの可愛らしい妖怪達は。
退治どころか、いっそ連れて帰りたいくらい可愛らしいんですが。
1匹くらいくれませんか。……毛羽毛現以外で。
いえ、毛羽毛現ももちろん可愛いんですが、私も自分の髪は惜しいです。アフロは困ります。

「摩訶不思議研究会」なる代物を知って、抗議に向かう勘ちゃん。
そりゃ営業妨害されちゃ困るよね。裏稼業の収入減ったら、一ノ宮家の家計の危機だしね。
その「摩訶不思議研究会」の会長・蓮見が折角真面目に説明してくれてるのに……。
「人の話聞けー!!」……全くだ(笑)
勘太郎どころか、春華やヨーコちゃんまでくつろぎモードだし。
せめて話だけでも聞いてあげて、勘太郎! 蓮見は勘太郎の気を引こうと必死なのに! ……え? 違う?
いやだって、勘太郎に「摩訶不思議研究会」の事を説明する時の、あの蓮見の嬉しそうな顔!
勘太郎への嫌がらせだけじゃないですよ。勘太郎が興味持ったのが嬉しいんですよ、きっと。
「聞きたいか?」というセリフの時の蓮見、心底嬉しそうですもん(笑)
……なのに、当の勘太郎は全然聞いていないというこの寂しさ。頑張れ、蓮見。

蓮見と勘太郎、それにあやめも加わって、3人で怪奇現象調査へ。
ここで、あやめが「私もご一緒していいですか?」と訊いた時の蓮見の微妙な反応が素敵ですね。
『ああ、本当は勘太郎と2人で行きたかったんだな』と妄想して下さいと言わんばかりですよ。
私の脳が腐りすぎなんですか? そんな事ないですよ。多分。きっと。
ところで、ここで春華がついていかなかったのは、やっぱりアレですか。
「ケンカするほど仲が良い」を地で行く勘太郎と蓮見を見ていたくなかったからですか。
勘太郎が自分以外の男と仲良さげに言い合ってるのなんて、見たくないんですね。
何て可愛い人なんでしょうか、春華って。
この後の羽根突き勝負でヨーコちゃんをノックアウトしたのも、今頃2人きりでいるであろう(春華はあやめの同行を知らないはずだから)勘太郎と蓮見を想像するとムカついてムカついて、うっかり手加減を忘れてムキになってしまったせいですよ。
……とばっちりだ、ヨーコちゃん(涙)

その当の勘太郎と蓮見は、どこまでいっても平行線なわけですが。
蓮見の妖怪博識ぶりに笑う勘太郎と、それに照れまくる蓮見が可愛かったです。
照れてる蓮見、可愛いですね! ああいう真面目一本な男が照れる姿は可愛いですよ!
決して、妖怪を好きだという事を認めようとしないところが更に可愛い。
んもう、アニメの蓮見に最近グラグラしてますよ。
いいなあ、蓮勘もいいなぁ……。節操なしか貴様、というツッコミは甘んじて受け入れます。
でも、現在の勘太郎には春華だけですよ。
大学時代の蓮勘とか素敵だなーっとか思ってみただけで。

ちょっと(?)話が逸れました。
またしても脈絡なく登場したスギノ様に、毛羽毛現も一緒に登場。
……原作でも思いましたが、髪の毛ブチブチブチィ!は凄まじく痛そう……。
そして、今回もむーちゃんはとても可愛らしゅうございました。
前々回ではところてんを被って踊ってくれましたが、今回は毛羽毛現を被って踊ってくれました(笑)
さりげにダンサー、むーちゃん。

そして、今度は蓮見に移動した毛羽毛現ですが、勘太郎とスギノ様にマジ顔で攻撃(?)されてビビって必死で逃げる蓮見が哀れ……。
ベランダに追い詰められた時なんて、表情まで追い詰められてましたよ。
なんか、恐怖を通り越しちゃったのか、笑っちゃってましたよ。こーわー。
勘太郎も、一言説明してあげれば良いのに(笑)

結局あやめちゃんによって、毛羽毛現は去っていったわけですが。
そのあやめちゃんがむーちゃんに大喜びしているのを見て、「彼は異国の人だ」って蓮見……。
いや、異国もへったくれもなく、どう見てもむーちゃんは人間じゃないだろう!(笑)
蓮見は嫁島の時にもむーちゃんに遭遇してますが、あの時に何かが振り切れちゃったままなんですね……。
蓮見の中では、もうむーちゃんは「異国の人」という事で無理やり納得されているわけですか。
こんな「異国の人」はいないと、イギリスに行った事のある蓮見は分かってても、そうでも思わないとやってられないんですね……。可哀想な蓮見(涙)

ところで、スギノ様。
「彼じゃない! 彼女だ!」って、ツッコミどころはそこでいいんでしょうか。
いやそれよりも。
やっぱりむーちゃんは女の子(女性?)だったんですね!
スギノ様の伴侶なんだからそうだろうとは思ってましたが、余りにも性別が判別しにくいキュートな姿なので……。
むーちゃん、年齢はいくつなんだろう……。実は姐さん女房だったりして?

何はともあれ、日常に戻った……と思いきや。
正直、ヨーコちゃんはともかく、あの春華の髪型はあんまりだと思います。
だって、アレはどう見てもウ……いえ、これはここで言ってはいけない事です。
しかし、ワックスで固めでもしないと、あんな髪型には出来ないのでは……。恐るべし、毛羽毛現。
しかし! 最大の問題はそんな事ではなく!
起きてきた勘太郎を一目見て、驚愕と恐怖の叫びをあげる春華とヨーコちゃん。

一体何を見たんだ、春華! ヨーコちゃん!

一体、勘太郎はどんな衝撃のヘアスタイルになっていたのか。
教えてくれないと、気になって気になって夜も眠れません。誰か助けて!

次回予告。
おお、ヨーコちゃんに恋の予感ですか!
考えてみれば、あの可愛いヨーコちゃんに今まで浮いた話の1つもなかった事が不思議なくらいですよね。
ヨーコちゃん好きなんで、次回の話も楽しみです。



 第19話 紅葉色の恋

今回の主役はヨーコちゃんです。勘太郎も春華も出番ちょびっとです。
しかし、ヨーコちゃん大好きな私は大喜びです(笑)

冒頭で、紅葉を捕まえようとしているヨーコちゃんがいきなり可愛いです。
こういうの見ると、普段どれだけお金にこだわってても(笑)ヨーコちゃんは純粋な女の子だなと思うわけですよ。
いやだって、紅葉を捕まえるのにあんなに楽しそうに笑う女の子、そうはいませんよ。
だから、たまたまそれを見た伏見屋の若旦那も思わずじっと見つめてしまったんでしょうね。
きっとそれまで、それこそ玉の輿狙いの女性が周りに多かった若旦那──義夫さんの目には、ヨーコちゃんの純粋さが眩しく映ったのでしょう!
ヨーコちゃんはヨーコちゃんで、義夫さんの柔らかい微笑みが印象深かったんですね。
……そりゃあ、普段見るのが勘太郎や春華やスギノ様じゃあな……(笑)
何というかもう、恋に落ちて下さいと言わんばかりの出会いですよ。

勘太郎、春華、ヨーコちゃんで仲良くお茶のシーン。
限りなく白湯に近くなるまで出し尽くされた茶が、涙を誘います。
勘太郎……文句を言う前に稼がなきゃ……。
ところで春華は、あのお茶碗で飲めばどんなものでも格別なのか。
それとも、単にヨーコちゃんが怖いから合わせているだけなのか(笑)
後者の気がしなくもないですが、春華の名誉のために前者だと思っておきます。(それで名誉が保たれるかはともかく)

ヨーコちゃんが伏見屋に働きに行くと言った時、若旦那、いきなり手ぇ握ってますよ。
案外手が早いな、若旦那。そんなに両手でギュッと握っちゃって。
更には後日に紅葉のかんざしなんぞをプレゼントしたり。
ナチュラルに口説きモードスイッチオン、な感じでとても素敵でございます。

そんな中、ヨーコちゃんは何とか義夫さんを助けようと、こっそり勘太郎のお札を持ち出したり、ソファーカバーのアイデアを持ってきたり、とても健気です。
健気なヨーコちゃんに、ますます義夫さんはメロメロ(笑)のようで。

若旦那ってば、ヨーコちゃんを抱きしめましたよ。
そして、そっと背中を抱き返すヨーコちゃん。

まさにそこは、2人の世界。

幸せそうな2人を見ているととても心和むのですが、ストーリー的に結ばれる事がありえないと分かっているだけに逆に切なくもなりました。
心が近付けば近付くほど、後の別れが辛くなりますからね……。
婚礼用の白い着物を着たヨーコちゃんはとても可愛らしかったです。
妖怪と人間ではダメだと分かっていても、夢くらいは見たっていいですよね……。
春華の言葉を思い出し、「分かってるよ……」と小さく呟くヨーコちゃんが切ないったら……。

妖怪・白妙によってヨーコちゃんが倒れ、「その娘の死を教訓に今まで通りに……」と話す白妙に若旦那が「ふざけるな! ボクはヨーコさんと出て行く! 伏見屋がどうなろうと知った事か!」と言い切った時は、本当にヨーコちゃんの事が好きなんだなとジンとしました。
金も名誉もいらない、ただヨーコちゃんと一緒にいたい、と。

若旦那とヨーコちゃんが殺されかかったところに、勘太郎と春華が登場。
……きっと、春華が勘太郎を呼びに行ったんだろうな、と。
何だかんだと言いながら、ヨーコちゃんを心配している春華が好きだ。

勘太郎と春華が白妙を調伏している時の若旦那のセリフ。
「妖怪なんて、皆くたばっちまえ!」
ヨーコちゃんが妖怪だとは知らないで言った言葉ですが、これをヨーコちゃんがどんな気持ちで聞いたのかと思うと……。
若旦那は妖怪を白妙しか知らないわけで、若旦那にとっては妖怪=白妙なんですよね。
他の妖怪を知らない以上、『妖怪』を全て白妙のようなものだと思い込むのも無理はないと思います。
誰より大切なヨーコちゃんを殺そうとした妖怪が許せない、という気持ちから出た言葉なんでしょうが、そのヨーコちゃんも妖怪なんだよ、若旦那……。
悲しそうに目を伏せたヨーコちゃんに、こっちが泣きそうですよ……。

もう一度再出発するから一緒に来てほしい、という義夫さんへのヨーコの質問。
あれは、最後の最後、僅かな願いと共に出てきた問いなんでしょうが……。
答えが分かっていても、ヨーコちゃんは訊かずにはいられなかったんでしょうね。
予想通りの、でも聞きたくはなかったであろう答えを聞いた時のヨーコちゃんの気持ちを考えると辛いです。
振り返って、目に微かに涙を浮かべながら、それでも精一杯の笑顔で「だって……だって、私も妖怪だもん」と告げた時、一体ヨーコちゃんはどんな思いだったのかと……(涙)
でも、ヨーコちゃんが妖怪でも、ヨーコちゃんなら義夫さんは受け入れてくれたんじゃないか、と考えたりもします。
もちろん、拒絶される可能性だって大いにあるんですが。
ヨーコちゃんが目の前から消えた後、義夫さんは彼女の告白をどう受け止めたのか、その辺は気になるところです。

最後、お茶を飲んで「苦い……」と呟いた一言が切なくてたまりませんよ……。

次回予告。
娘義太夫のお話ですか。
それはともかく、何ですか、あの予告カットの中の、春華と昇菊のやたらヤバげなカットは(笑)
あの体勢は何ですか。ヤバいですよ、色々と。
おまけに、最後には百合の肩まで抱き寄せてましたよ。
……何があったんだ、春華。
勘ちゃんがいるのに、浮気はいかんよ浮気は。(黙っとけ)



 第20話 娘義太夫鬼がたり

今日思った事。

春華の浮気者ー!
勘ちゃんというものがありながら! ありながら!

……1人の春勘者の叫びだと思って聞き流して下さい。
後で、また叫ぶかもしれませんが。

最初の行列、てっきり娘義太夫の行列かと思いきや、勘太郎の依頼の列ですか。
すごいや、勘太郎! こんなに繁盛したの、初めてなんじゃ……!
その割りに、ヨーコちゃんが依頼料の計算してなかったんで驚きましたが(笑)
ヨーコちゃんなら、「ああ、これでしばらくは出がらしのお茶じゃない、むしろ新茶を思う存分飲めるのね!」とか思ってそうだなと。

勘太郎の元へ来たロザリーを追ってやってきた蓮見ですが……相変わらずロザリーや勘太郎絡みだと思い込みの激しいお方ですね(笑)
いや、そこが蓮見の可愛いところなんですが。
可愛いといえば、猫蓮見。
「にゃー」ですよ、蓮見が!
猫髭が生えた時は、どうしようかと(笑)
しかも顔洗ってる! 顔洗ってるよ!
ロザリーが「……ちょっと……可愛い……」って言った気持ちが良く分かります。それはもう。
あんな風に転がってゴロゴロ言ってる蓮見を見たら、このままでいいかも……とロザリーが思ったとしても、それは責められない事ですよ。ねえ。
勘太郎もさっさと祓ってあげればいいのに、ロザリーと話してる間ずっと放置だし(笑)
ああ、この時代にビデオがあれば、きっと勘太郎は即座に録って後でそれをネタに蓮見で散々遊んだんだろうに。
「ほーら蓮見、この時の蓮見は可愛かったよねぇ〜」と笑い倒す勘太郎と、「い、い、一ノ宮! 今すぐこれを廃棄しろ!」と顔を真っ赤にして怒る蓮見。
……なんていう、美味しい後日談が出来上がるところなのに……惜しい。実に惜しい。

そんなバカな戯言は置いておきまして。
百合が登場して早速春華に一目惚れ。
春華……本当に女性磁石と化してるな……。

昇菊が百合にお守りを渡した時点で、そのお守りは怪しさ無限大なわけですが。
お守りを百合が春華に渡す辺りのシーンでの、あの雰囲気で嫌な予感がとてもしました。
あの頬にキスと「鈍感な人は〜」のセリフが、ここでくるとは思わなかったので。
縁側でじっとお守りを見つめる春華にヤキモキヤキモキ。
ああもう、勘ちゃんがすぐ後ろにいるのに!
すずちゃんだけじゃなくて、勘太郎も内心ヤキモチ妬いてるよ! 気付け、春華!
しかしすずちゃん、春華に怒りながら勘太郎の足を踏んでいっちゃダメだよ(笑)

そして、先週の予告でビビッた例のシーンです。
予告カットでもヤバイと思いましたが、実際のシーンはもっとヤバげでした。
そ、そのカットでそのセリフは深読みするまでもなくキワどすぎます。
深夜だからこれくらいは許容範囲なんでしょうが、昇菊の足の絡み方がすっごいヤラしい(笑)
そりゃー百合もいきなりこんなシーン見せられちゃ、ショック受けますよねえ。
勘太郎が見たら、即座に春華が式神だと気付くから無効でしょうけど。

昇菊の鬼がたり、「天狗にしか聞こえない」「鬼喰い天狗の記憶を呼び覚ます効果がある」ってまた強引な設定を持ってきましたね。
薔薇の花粉の時にも思いましたが、その辺トンデモ設定すぎやしませんか。
特定の周波数の声なんでしょうか。

鬼喰いの事を思うならこのままにしろ、というスギノ様ですが、今一緒にいる春華が勘太郎にとっての春華であって……。
分かっていても、記憶を取り戻して残虐な鬼喰い天狗に戻ってほしくないと勘太郎が思ってしまうのは身勝手かもしれないけど仕方ない事だと思います。

覚醒しかけた春華が、鬼と化した百合を殺そうとするわけですが。
正直、私としては春華を元に戻すのは勘太郎であってほしかった……。
身体の戒めを必死で解いて、春華の元に行って、勘太郎の言葉と行動で春華に戻ってほしかったよ……。
というか、本気でそれを期待していたんですが。
春勘という視点を抜きにしても、春華と勘太郎にはそれだけの絆が出来ていると思うから。

ここからの、春華が百合に惚れていたと言いたげなシーンの連続は勘弁して下さい……。
原作でそうなら構いませんが、少なくとも原作の春華は百合には惚れていなかったはずだ……。
何を「百合ぃぃ!」とか叫んでんだよ、春華……。
何で記憶をなくした百合の肩をそっと抱いて頭を寄せてんだよ、春華……。
悲劇的結末であるだけに、勘太郎も何も言えなくて1人帰っちゃってるじゃないか……。
しかも次週まで引き摺っちゃうのか……。

うわ、何か語尾が「……」ばっかりで辛気臭いったらありゃしませんね。
そんなにショックだったのか、私。
原作での恋愛話なら素直に受け止めるんですが、アニメ独自でやられると切ない。

次回予告。
まだ百合の事を引き摺ってんですか、春華。
それはともかく、いよいよクライマックス近くなってきてますね。
サブタイトルが「記憶の扉」というくらいですから、春華の記憶が戻ってしまうんでしょうか。
アニメがどういう風な結末に向かっていくのか、期待半分不安半分。そんな感じ。



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