今日は、一番好きなヤツにチョコレートをやる日なんだってな。 エーコのヤツが言ってた。 けど、おまえにはもう、直接渡してやることは出来ないんだな……。 おまえにもらったこのブレスレットに託せば、いつかおまえのところに届くかな。 俺は、俺なりに頑張ってるよ。 王の子として。前を向いて。 今の俺を見せられたら、おまえはきっと喜んでくれると思うんだ。 ここでの準備が済んだら、ヴィゼ・カミーノに行く。 そこで、俺は、俺に出来る限りのことをやっていこうと思ってる。 おまえに恥じることのない生き方を、していくから。 だから、いつか…………おまえに会いに行く日がやってきたら。 そのときは、笑って迎えてくれよな。 それまでに、このチョコのお返し……用意しとけよ。 |
小説ページの「贈り物」にて、1巻でのリンナのマリーベルへのプレゼントはブレスレットで、 ベルカはずっとそれを大事に持っている……というMy設定で書きました。 で、最初はバレンタインということで、チョコ咥えたマリーベルでも描こうかと思っていたのですが よく考えると31話の時点で3月でカミーノ到着がその2週間前。 ということは、2月14日は王太子直轄領で人員と物資を整えてる最中か、 あるいは、カミーノへの道中なのではと思いました。(そもそもバレンタインないだろとかツッコまない) そんなわけで、リンナの形見になってしまった(と思ってる)ブレスレットの前に チョコを置くベルカ……という絵になりました。ベルカ描いてないけど。 |